大引け：朝高後、下げに転じ9800円割れ

　　16日の東京株式市場は反落した。大引けの日経平均株価は前日比30．41円安の9797．10円と9800円割れ。朝方は一時、6月24日以来の9900円台に乗せる場面があったが、買い一巡後は戻り待ちの売りや利益確定売りに押された。TOPIX（東証株価指数）も朝高後、マイナス転換。

　朝方は前日の海外市場からドル・円が83円台への円安が進んだことを受け、買い先行となった。買い一巡後に下げに転じた。ただ、先高期待も根強く押し目買いに指数の下げ幅は小幅なものにとどまった。後場に入り、日経平均株価はプラスに浮上する場面があったが、大引けにかけ売り直された。

　午前中にはマクロ系ヘッジファンドによる数百億円規模の売りで下げる場面があったが、一方で海外勢によるアジア株売り・日本株買いが出ていた模様。

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