２５日の株式相場見通し＝円高一服で買い先行、ＦＯＭＣ前に上値は限定的

　２５日の東京株式市場は、外国為替市場で円高進行が一服状態となっていることから、買いが先行することになりそうだ。ただ、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を前に模様眺め姿勢が強まることも予想され、上値は限定的となりそうだ。２５日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１１円２０銭台での推移となっている。

　２４日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前週末比６６．９０ドル安の２万１５１３．１７ドルと３日続落した。２５～２６日開催される米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を前にして、利益確定の売りが優勢となった。また、ダウ平均株価構成銘柄の日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンの大幅安が指数を大きく引き下げた。同社収益源のリウマチ関節炎薬について、同業他社による競合薬の販売開始に伴う収益悪化懸念が嫌気された。また、同じくダウ構成銘柄のゼネラル・エレクトリックも大幅続落した。ナスダック総合株価指数は、前週末比２３．０５４ポイント高の６４１０．８０８と反発し、過去最高値を更新した。

　日程面では、日銀金融政策決定会合議事要旨（６月１５～１６日開催分）に注目。海外では、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ、２６日まで）、米７月のＣＢ消費者信頼感指数が焦点となる。（冨田康夫）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）