東京株式（前引け）＝反落、米株急落に追随し広範囲に売られる

　３０日前引けの日経平均株価は前日比２１９円４２銭安の２万円８８銭と反落。前場の東証１部の売買高概算は９億４８８８万株、売買代金概算は１兆２５０８億円。値上がり銘柄数は３５７、対して値下がり銘柄数は１５３６、変わらずは１２８銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でＮＹダウ、ナスダック指数ともに大幅安だったことを受けて、朝方から大きく売り優勢に傾き、外国為替市場でも円が買われ、リスクオフの流れを助長した。月末ということもあって、機関投資家のポジション調整の売りも影響した。日経平均は一時２万円大台を割り込んで推移する場面があったが、前引けは、押し目買いにやや下げ渋り２万円台で着地した。

　個別では任天堂<7974.T>が下落、東京エレクトロン<8035.T>も下値模索が続く。ニチコン<6996.T>が急落、グリー<3632.T>も大きく値を下げた。ブイ・テクノロジー<7717.T>が売られ、技研製作所<6289.T>、テンプホールディングス<2181.T>の下げも目立つ。半面、住友化学<4005.T>が堅調、ｅｎｉｓｈ<3667.T>も買い優勢。土木管理総合試験所<6171.T>が連日のストップ高、大光<3160.T>も値を飛ばしている。スター精密<7718.T>、日立金属<5486.T>なども高い。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）