東京株式（前引け）＝円安背景に続伸歩調、売買代金も増勢に

　２７日前引けの日経平均株価は前日比６０円２７銭高の２万２１３円６２銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は７億７５９８万株、売買代金概算は１兆３６２億４０００万円。値上がり銘柄数は１１３４、対して値下がり銘柄数は７０９、変わらずは１７６銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、終始買い優勢で日経平均は途中伸び悩む場面もあったが、その後は再び買いが厚くなった。為替が１ドル＝１１１円台９０銭近辺の推移と円安に振れていることが主力株中心に追い風材料となった。値上がり銘柄数は１１００を上回り、売買代金も前日より増勢にあり前場段階で１兆円を上回っている。

　個別ではＪＴ<2914.T>がしっかりだったほか、ＳＵＭＣＯ<3436.T>が高く、ソニー<6758.T>も堅調。トヨタ自動車<7203.T>など自動車株にも買いが先行した。ｅｎｉｓｈ<3667.T>、フィックスターズ<3687.T>がストップ高に買われ、トクヤマ<4043.T>も物色人気に。半面、任天堂<7974.T>が上昇一服、オリエンタルランド<4661.T>も軟調。ジーンズメイト<7448.T>、土木管理総合試験所<6171.T>が急反落、ＯＫＩ<6703.T>、ヤーマン<6630.T>なども売られた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）