東京株式（前引け）＝米株高受け上値追い続く、個別株の物色人気旺盛

　２５日前引けの日経平均株価は前日比１０６円１２銭高の１万９８４９円１０銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は８億５０８３万株、売買代金概算は１兆１３７５億１０００万円。値上がり銘柄数は１００９、対して値下がり銘柄数は８２１、変わらずは１８３銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株高を受けリスクを取る動きが継続した。朝方は為替が円高含みに推移していたことを受け、売り買い交錯で始まったが、下値では押し目買いが入り前場後半から一気に水準を切り上げる展開となった。個別材料株の物色意欲が旺盛。また、寄り後に上げ幅を漸次拡大させたソフトバンクの人気が全体相場の流れを左右したとの見方が出ている。

　個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が大商いのなか大幅高、日本電産<6594.T>、コマツ<6301.T>も上昇した。エムアップ<3661.T>が一時連日のストップ高に買われ、アイロムグループ<2372.T>、日本ライフライン<7575.T>なども値を飛ばした。ハピネット<7552.T>も物色人気に。半面、ＪＴ<2914.T>が軟調、ディー・エヌ・エー<2432.T>も売りに押された。ジーンズメイト<7448.T>、新日本電工<5563.T>なども安い。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）