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明日の株式相場見通し=地政学リスク意識で神経質な推移、買いエネルギーは限定的
あす(11日)の東京株式市場は、引き続きシリアや北朝鮮を巡る地政学リスクを意識しながらの、神経質な推移が予想される。とくに11日は、北朝鮮の国会に相当する最高人民会議の開催が予定されており、一段と関心が高まりそうだ。
市場関係者からは「きょう、日経平均株価が続伸したのは、一時1ドル=111円台半ばまで円安・ドル高が進行したことが背景。前週末7日発表の米3月の雇用統計で、失業率が4.5%と2007年5月以来、約10年ぶりの水準に低下したことで、雇用の改善は継続するとの受けとめが広がった。これに伴い米長期金利は上昇し、円安・ドル高が進行した。ただ、市場参加者は地政学リスクが急速に高まる事象が発生すれば、売り一色となる懸念を常に抱えているだけに、買いのエネルギーは限定的となりそうだ」との見方が出ていた。
10日の東京株式市場は、円安などを追い風に終始買い優勢の展開となった。日経平均株価は一時、1万8800円台半ばまで上昇する場面があり、終値は前週末比133円25銭高の1万8797円88銭と続伸した。
日程面では、2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致を閣議了解、3月の工作機械受注に注目。海外では、北朝鮮最高人民会議(国会に相当)の第13期第5回会議開催、独4月のZEW景況指数が焦点になる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
市場関係者からは「きょう、日経平均株価が続伸したのは、一時1ドル=111円台半ばまで円安・ドル高が進行したことが背景。前週末7日発表の米3月の雇用統計で、失業率が4.5%と2007年5月以来、約10年ぶりの水準に低下したことで、雇用の改善は継続するとの受けとめが広がった。これに伴い米長期金利は上昇し、円安・ドル高が進行した。ただ、市場参加者は地政学リスクが急速に高まる事象が発生すれば、売り一色となる懸念を常に抱えているだけに、買いのエネルギーは限定的となりそうだ」との見方が出ていた。
10日の東京株式市場は、円安などを追い風に終始買い優勢の展開となった。日経平均株価は一時、1万8800円台半ばまで上昇する場面があり、終値は前週末比133円25銭高の1万8797円88銭と続伸した。
日程面では、2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致を閣議了解、3月の工作機械受注に注目。海外では、北朝鮮最高人民会議(国会に相当)の第13期第5回会議開催、独4月のZEW景況指数が焦点になる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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