東京株式（前引け）＝超閑散商い、小幅安水準での値動き

　２５日前場の東京株式市場は、日経平均株価が前日比４２円１９銭安の１万６５５５円１１銭となった。東証１部の売買高概算は、５億３８９７万株、売買代金概算は６５０２億２７００万円と売買は超閑散の状態。値上がり銘柄数は７７０、対して値下がり銘柄数１００１、変わらず１９８銘柄となった。

　東京株式市場は、現地２６日のジャクソンホール会議での、イエレン米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長の講演内容を見極めたいとする手控え姿勢が続いている。様子見気分が強いなかで、日経平均株価は小幅安水準での値動きとなっている。

　個別銘柄では、株式売り出しに伴う需給悪化懸念からリクルートホールディングス<6098.T>が大幅安となり、ＫＤＤＩ<9433.T>、ＬＩＮＥ<3938.T>、資生堂<4911.T>、住友金属鉱山<5713.T>、小野薬品工業<4528.T>、東京電力ホールディングス<9501.T>も売られている。半面、２４日に低温下で駆動する全固体リチウムイオン電池の試作に成功したと発表したオハラ<5218.T>が、前日のストップ高に続いてきょうも一時ストップ高まで買われる場面があった。このほか、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>、村田製作所<6981.T>、ＴＤＫ<6762.T>、協和エクシオ<1951.T>、ＳＣＲＥＥＮホールディングス<7735.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>も買われている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）