ドル円は市場がショートで捕まっており、すぐには下がってきそうにない

著者:小林芳彦
投稿:2015/10/09 19:13

【今夜のトレード戦略】

今日の相場の伏線は、動きがほとんどなく119.85-119.98のレンジ取引に東京時間が見えてしまったこと。

それまでは、逆張りすればスキャルでそれほど逆に行くことなく何往復か簡単に収益が取れていたと思います。

突然これがうまくいかなくなったのは、120.00を超えて上がって来てから。
119.95から売り上がったショート勢が捕まりかけていた時です。

それでも120.02-03で止まっていたので、ここでも戻り売りが優勢だったと思います。しかし120.05を超えて一気に120.17台まで跳ねて、その後120.081売りまでしか下がらなくなってしまい、明らかにショートが捕まったと判断できる値動きになってしまいました。

自分はそれまでの売り先行から、買いの回転にひっくり返してスキャルを行いました。

ただし120.10台はショートが残っていると思えるから買えるのであって、ショートがこなれたら買うにはあまりに高い水準に思えます。

120.05以下だったら押し目買いしても面白いんじゃないかと思っています。
もちろん早めに回転させるという条件付きですけど。

その後ユーロドルのショートカバーが始まって1.13469まで跳ねて、これがさらにユーロ円のショートカバーに飛び火。120.10台半ばで小康状態だったドル円の買い戻しに火をつけて、ドル円は120.220までタッチしています。

まだショートが捕まっていて、さらに戻り売りして売り上がっている感じ120.05と120.20でアベレージ120.125、ストップは120.25-27から120.30越えか?

120.10以下、120.00が固くなっている。
119.85にストップを置きながら、120.12-07で新規買いで参入、こまめに利食いを行う買い先行の回転をイメージ。
小林芳彦
JFX株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想