注目の米国雇用統計、9月米国利上げの材料になるか?!

著者:遠藤寿保
投稿:2015/09/04 09:37

マーケットコンディション

昨日のドル円は、120.30円で始まると、東京時間は日経平均が一時400円近くまで上昇するなど、リスク回避ムードの中、ドル円は120.69円まで上昇。ロンドン時間は、ドラギ発言等を控えて模様眺めとなった。NY時間に入り、ECBは2017年までのGDP・インフレ見通しを下方修正し、量的緩和の拡大への強い意志を示した。ユーロドル・ユーロ円が下落する中、ドル円も119.64円まで売り込まれたが、その後NYダウ平均や日経平均先物が上昇すると、ドル円も120円台を回復し、120.08円でクローズをむかえた。

注目の米国雇用統計、9月米国利上げの材料になるか?!

米国利上げに関して、いよいよ大詰めといったところか。本日の米国雇用統計の数字如何によっては、米国の9月利上げが確定しそうだ。
米国が利上げに踏み出すことが、世界経済の安定への一歩という考えで、世界的株価は安定上昇。というのが、メインシナリオとなる。(教科書通りだと、「利上げ=株安」となるが実態経済は、そのようにならないことがよくある。)
週末のG20、休明けの中国市場動向など、9月は神経質な相場が続きそうだ。

☆戦略

様子見

注)本日の予想は9月4日9:40寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、
実際の取引可能なレートとは異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想