東京株式(前引け)=方向感乏しく、決算絡みで個別物色

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/07/31 11:50
 31日前引けの日経平均株価は前日比2円高の2万525円とわずかながら続伸。前場の東証1部の売買高概算は12億2035万株、売買代金概算は1兆4104億1000万円。値上がり銘柄数は1107、対して値下がり銘柄数は639、変わらずは143銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが小幅安で引けたことを受け方向感に乏しい展開となった。ただ、前日の欧州株市場は軒並み堅調な動きだったほか、朝方は為替も1ドル=124円前半の円安水準でもみ合い下値では押し目買いが旺盛。目先的にマクロ面では手掛かり材料に欠けるが、4~6月期決算で好調な企業を集中物色する動きが続いている。
 個別では東電<9501.T>が大商いのなか堅調、富士フイルム<4901.T>も人気を集め大幅高となった。日本電産<6594.T>デンソー<6902.T>も大きく買われている。GMO<9449.T>、スミダ<6817.T>が急伸、オリックス<8591.T>、新明和工<7224.T>も値を飛ばした。半面、ソニー<6758.T>が冴えず、OLC<4661.T>も売られた。H2Oリテイル<8242.T>スクロール<8005.T>が大幅安、ミスミG<9962.T>三菱自<7211.T>も安い。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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