ギリシャ・セカンドインパクトの影響は!?

著者:遠藤寿保
投稿:2015/07/06 08:22

マーケットコンディション

先週末のドル円は、123.06円で始まると東京時間は、122.78円まで売り込まれるが、123円を睨みながら123円前半での推移となった。ロンドン時間になると5日のギリシャ国民投票を控え、軟調となり122円後半の動きとなった。NY時間は、米国休場の中、122.59円まで売り込まれる等、軟調推移の中122.70円でクローズをむかえた。

ギリシャ・セカンドインパクトの影響は!?

週明け日本時間早朝に、ギリシャ国民投票(95%開票)で緊縮財政反対が過半数を超えるというニュースを受け、ドル円・ユーロドル・ユーロ円等、窓を開けて下落。ドル円は、先週終値122.70円から121.86円と約0.84円値をさげ戻りを見せていた、先週月曜日の約1.80円の下落よりは、下げ幅が少なかった。ドル円はこの122円というラインが大きな防波堤となっているようだ。注目は、これから始まる日経平均であり、その後の欧州株・米国株と、ギリシャ・セカンドインパクトがどれくらいの影響を与えるかにかかってくる。
株価が下落すると、リスク回避の円買いになりやすく、122円を割込んで下値の目途とする121.55円(5/14の安値118.88円から6/5の高値125.85円の61.8%押し)を割込むと、ストップロスを絡め120円台ということもあり得る。先週同様に、一週(東京・ロンドン・NY)様子を見る必要がありそうだ。

☆戦略

様子見

ポイントレベル
128.22(115.87-122.00-118.31=161.8%)
126.76(118.88-125.85-122.46=61.8%)
125.85(6/5の高値)
124.83(118.88-121.47-120.63=161.8%)
124.50
124.44(115.87-122.00-118.31=100.0%)
124.43(5/28の高値)
124.14(2007年6月の高値)
123.59(118.88-125.04=23.6%)
123.31(5/26の高値)
123.19(118.88-125.85=38.2%)
122.37(118.88-125.85=50.0%)
122.09(115.87-122.00-118.31=61.8%)
122.00(3/10の高値)
121.96(118.88-125.04=50.0%)
121.55(118.88-125.85=61.8%)
121.24(118.88-125.04=61.8%)
121.08(135.14-75.57の76.4%)
120.04(147.14-75.57の61.8%)
119.06(101.50-110.09-105.17の161.8%)

注)本日の予想は7月6日8:20に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、
実際の取引可能なレートとは異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想