東京株式(大引け)=17円高、主力大型株買われ4日続伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/07/03 15:57
 3日の東京株式市場は欧米株安と為替の円高傾向を受けて安く始まったが、その後は下げ渋り、後場に入ってプラス圏に切り返す展開となった。
 大引けの日経平均株価は前日比17円29銭高の2万539円79銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は21億7842万株、売買代金概算は2兆1575億9000万円。値上がり銘柄数は577、対して値下がり銘柄数は1196、変わらずは114銘柄だった。
 きょうの東京市場は、朝方は軟調でスタート。前日の欧米株市場が弱かったことに加え、米6月の雇用統計が市場予測を下回り、為替市場でドル安・円高に傾いたことも手控え要因となった。取引時間中には中国・上海株が大幅安となったことも警戒された。しかし、その後はギリシャ懸念の後退で主力大型株に押し目買いが入り下げ渋り、日経平均は後場後半プラス圏に浮上した。東証1部全体の値上がり銘柄数は全体の30%相当の577銘柄にとどまったほか、指数寄与度の高いファーストリテ<9983.T>が大きく売られたにもかかわらず、日経平均の頑強ぶりが目立った。
 個別では、三井住友<8316.T>野村<8604.T>が高く、ファナック<6954.T>も堅調。花王<4452.T>もしっかり。さが美<8201.T>が大幅高、サクサ<6675.T>アスクル<2678.T>も急伸。日東紡<3110.T>関電化<4047.T>が物色人気となり、新生銀<8303.T>も値を上げた。半面、資生堂<4911.T>が軟調、コーセー<4922.T>も値を下げた。横河電<6841.T>が売りを集めたほか、IHI<7013.T>も安い。六甲バター<2266.T>が売られ、ミヨシ油脂<4404.T>も下落した。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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