買い優勢の地合い継続、円安で業績上方修正に期待感

著者:冨田康夫
投稿:2014/12/19 18:51

来週の株式相場見通し

 来週の東京株式市場は、23日の天皇誕生日に伴う休場を挟んで営業日は4日間。今週後半の3日間で、日経平均株価が866円の急上昇をみせたことで、来週は当然のことながら利益確定の売りが想定される。

ただ、外国為替市場で円安・ドル高の進行が継続すれば、今週の買い優勢の地合いが継続することになりそうだ。週後半には欧米など株式市場のクリスマス休場もあり、市場参加者減少による買い手控えから、週後半は伸び悩む可能性もある。また、急激な円安を背景に、年明け以降の業績上方修正への期待感も浮上しそうだ。

 市場関係者からは「チャート面では、8日と16日終値の半値戻しとなる1万7345円を達成したのに加え、25日移動平均線(1万7413円=19日)を7日ぶりに終値で上回ってきたことも、上昇軌道復帰へのサインといえる」としている。
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想