日経平均株価20000円越えのポイントは?

著者:西村剛
投稿:2014/12/19 18:16

節税対策の売りもピークを超える

19日の日本株市場が上昇しました。日経平均株価は前日比2.3%プラスの17621円40銭、東証マザーズ指数は前日比1.3%プラスの902.54ポイントで終了しています。

今週に入り、総選挙終了による材料出尽くし感が拡がるなか、ロシア通貨の暴落により、新興国の株価が下がるのではないかとの懸念から、日経平均株価は一時17000円を割り込んでいましたが、ここ2日の上昇で
暴落前の水準まで戻しました。ロシア株に連動するETFである(1324)NEXTFロシアも73円から85円まで戻しており、いったんロシア通貨の下落による株価暴落のリスクは小さくなったと言えそうです。

次のポイントとなってくるのが、日経平均株価が前回付けた高値18030円83円を超えてくるかどうかです。この高値を超えてくれば、いよいよ日経平均株価の20000円突入も見えてくるでしょう。

また例年12月にみられるアノマリーである、「節税対策の売り」も19日の値動きを見ているとピークは終わったと考えられます。ですのでここから年末にかけて、需給面においても良好な状況が続きそうです。

上記の考えから、22日の日経平均株価は、節税対策の売りもピークを超え、ロシア危機による暴落のリスクも小さくなったことから買い安心感が拡がり、小幅高になるのではないかと考えます。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想