あす(3日)の株式相場見通し=為替の円安が追い風に、外国人の本格参戦も期待
あす(3日)の東京株式市場はきょうの地合いを継続して買い優勢の展開が想定される。
2日の東京株式市場は前日の米国株市場が休場だったこともあって、手掛かり材料難から小動きが想定されたが、いざフタを開けてみると円安進行と並行して想定以上に上値指向の強い展開となった。売買代金も2兆円の大台には届かなかったものの約1カ月ぶりの水準まで回復した。
消費増税後の景気の実勢悪が意識される一方、それに付随して政府・日銀の政策に対する期待感も強まっている。日銀が追加金融緩和という“伝家の宝刀”を抜く構えを見せるだけでも、市場には強力な追い風となる。また、塩崎政調会長代理を厚労相として入閣させるとの観測が、株式需給面での切り札であるGPIFの運用積極化への思惑を呼び込んだ。安倍政権のアナウンス作戦成功の構図を思わせるが、一夜にして霧消するような材料ではないことも確か。レイバーデー後に外国人投資家の参戦が見込まれるタイミングということもあり、全般相場は上昇新波動の緒に就いたという見方も可能だ。
日程面では、要注目となるのが内閣改造・自民党役員人事で、株式市場に及ぼす影響も大きい。また、4日までの日程で日銀の金融政策決定会合が行われる。海外では8月の米新車販売台数、7月の米製造業受注が予定されているほか、7月のユーロ圏小売売上高や、4~6月期の豪GDPも発表される見通しだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
2日の東京株式市場は前日の米国株市場が休場だったこともあって、手掛かり材料難から小動きが想定されたが、いざフタを開けてみると円安進行と並行して想定以上に上値指向の強い展開となった。売買代金も2兆円の大台には届かなかったものの約1カ月ぶりの水準まで回復した。
消費増税後の景気の実勢悪が意識される一方、それに付随して政府・日銀の政策に対する期待感も強まっている。日銀が追加金融緩和という“伝家の宝刀”を抜く構えを見せるだけでも、市場には強力な追い風となる。また、塩崎政調会長代理を厚労相として入閣させるとの観測が、株式需給面での切り札であるGPIFの運用積極化への思惑を呼び込んだ。安倍政権のアナウンス作戦成功の構図を思わせるが、一夜にして霧消するような材料ではないことも確か。レイバーデー後に外国人投資家の参戦が見込まれるタイミングということもあり、全般相場は上昇新波動の緒に就いたという見方も可能だ。
日程面では、要注目となるのが内閣改造・自民党役員人事で、株式市場に及ぼす影響も大きい。また、4日までの日程で日銀の金融政策決定会合が行われる。海外では8月の米新車販売台数、7月の米製造業受注が予定されているほか、7月のユーロ圏小売売上高や、4~6月期の豪GDPも発表される見通しだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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