来週の為替相場見通し=イエレン議長の発言注視
来週の東京外国為替市場の円相場は、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=100円70~103円20銭、1ユーロ=136円80~139円80銭。今週は、米景気指標への関心が高まるなか週末にかけ102円台に戻した。ただ、この日発表される米1月雇用統計の内容次第で、相場は大きく動く可能性がある。市場の関心は米国のテーパリング(量的緩和縮小)の行方に集まっており、同政策の決定に大きな影響を与える雇用統計は高い関心を集めている。また、来週は11日と13日にイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が予定されている。今月から議長に就任したイエレン氏の今後の政策運営に関する発言は、市場の注目を集めている。特に、足もとの米経済情勢に関する発言がポイントとされている。来週は13日には米1月小売売上高、14日には米1月鉱工業生産の発表がある。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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