<私の相場観>=第一生命経済研究所・主任エコノミスト 桂畑 誠治氏
全般株価は年末に向けてジリ高トレンドをイメージしている。米国は次期FRB議長に就任予定のイエレン氏が量的緩和縮小に慎重な姿勢を示しているほか、ECBも今月7日に政策金利の0.25%引き下げを決定するなど世界的な金融緩和期待が改めて強まっている。これを底流とした流動性相場の色彩が、株価指数の上昇トレンドを支えそうだ。
来年1月1日からのキャピタル優遇税制終了を前に年末相場は売りに傾きやすいという見方もあるが、流動性が確保されていることに加えて、ファンダメンタルズ面でも世界の経済成長率が良化傾向にあるなか底堅い動きが想定される。
懸念としては年明けに再び米政府機関閉鎖の問題が取り沙汰される可能性があり、これが米国株安や為替の円高といったリスクオフの流れを背景として調整の引き金となるケースが考えられる。
当面は強基調が続き、年末までに日経平均株価は1万6000円大台を視野に置く。下値は1万4000円台への調整は考慮しておく必要があるが、その際も押しは浅く、1万4500円どころを下限とみている。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
来年1月1日からのキャピタル優遇税制終了を前に年末相場は売りに傾きやすいという見方もあるが、流動性が確保されていることに加えて、ファンダメンタルズ面でも世界の経済成長率が良化傾向にあるなか底堅い動きが想定される。
懸念としては年明けに再び米政府機関閉鎖の問題が取り沙汰される可能性があり、これが米国株安や為替の円高といったリスクオフの流れを背景として調整の引き金となるケースが考えられる。
当面は強基調が続き、年末までに日経平均株価は1万6000円大台を視野に置く。下値は1万4000円台への調整は考慮しておく必要があるが、その際も押しは浅く、1万4500円どころを下限とみている。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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