<株式トピックス>=〝国の借金〟初の1000兆円突破、消費増税待ったなし?
財務省は9日、国債や借入金、政府短期証券の残高を合計した「国の借金」が6月末時点で1008兆6281億円になったと発表した。社会保障費など歳出増加に伴って借金の膨張に歯止めがかからず、3月末から17兆270億円増えて、初めて1000兆円の大台を突破した。7月1日時点の人口推計(1億2735万人)で割ると、国民1人当たり約792万円の借金を背負う計算となる。大型の緊急経済対策などによる国債の増発などで残高が膨らんだ。
〝国の借金〟が確実に増加していることは、誰もが認識してることだが、改めて〝1000兆円突破〟と聞かされると、その大きさに驚かされる。市場関係者からは「1000兆円の借金と聞かされると、国民の中にも〝消費増税やむなし〟の考えが浸透してくるのではないか」としている。
もちろん「財政を悪化させておいて、最後はそのつけを国民に回す」という政治への批判は当然だが、ここで財政再建に向けて思い切った手を打たないと本当に手遅れとなり、ギリシャのようになりかねないのも事実。何より欧米など海外から厳しい目が注がれることになり、外国人投資家の日本株への投資姿勢にも大きく影響してくることになる。今後は消費増税の実施に向けて、地ならしとなるさまざまなデータが出てくることになりそうだ。
なお、来週明け12日の東京株式市場は、外国為替市場で極端な円高・ドル安の進行がなければ、寄り付き前に発表される4~6月期のGDP(国内総生産)の好調数値を受けて、買い優勢のスタートとなりそうだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
〝国の借金〟が確実に増加していることは、誰もが認識してることだが、改めて〝1000兆円突破〟と聞かされると、その大きさに驚かされる。市場関係者からは「1000兆円の借金と聞かされると、国民の中にも〝消費増税やむなし〟の考えが浸透してくるのではないか」としている。
もちろん「財政を悪化させておいて、最後はそのつけを国民に回す」という政治への批判は当然だが、ここで財政再建に向けて思い切った手を打たないと本当に手遅れとなり、ギリシャのようになりかねないのも事実。何より欧米など海外から厳しい目が注がれることになり、外国人投資家の日本株への投資姿勢にも大きく影響してくることになる。今後は消費増税の実施に向けて、地ならしとなるさまざまなデータが出てくることになりそうだ。
なお、来週明け12日の東京株式市場は、外国為替市場で極端な円高・ドル安の進行がなければ、寄り付き前に発表される4~6月期のGDP(国内総生産)の好調数値を受けて、買い優勢のスタートとなりそうだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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