<私の相場観>=東洋証券・投資情報部次長 大塚 竜太氏
全般相場は目先のスピード警戒感から利益確定売りも出やすい環境だが、調整はあっても軽く、売り物をこなして再度上値を指向する可能性が高い。
安倍自民党総裁が「脱デフレ」を命題に掲げ、金融緩和などに積極的な発言を繰り返しているほか、公共投資などの財政出動を伴う景気対策にも前向きな姿勢を明示していることなどから、12月16日の衆院選挙まで、押し目買い優勢の地合いが続きそうだ。
日経平均株価は今年5月の急落の後は、ほぼ8500円~9200円のボックス圏での往来に終始してきた。ここにきてその上限をブレイクしてきたことで、新波動入りを果たしたと考えられる。当面は下値9000円、上値9700円ラインにレンジが切り上がったと判断している。ここ海外投資家も日本株に改めて買いを入れている感触だ。実需の買いに加え、先物を絡めたインデックス的な買いが全体の押し上げ要因として期待される。
物色対象は円安傾向を背景に自動車株。また、内需では公共投資需要の後押しを念頭に建設株に着眼しておきたい。
安倍自民党総裁が「脱デフレ」を命題に掲げ、金融緩和などに積極的な発言を繰り返しているほか、公共投資などの財政出動を伴う景気対策にも前向きな姿勢を明示していることなどから、12月16日の衆院選挙まで、押し目買い優勢の地合いが続きそうだ。
日経平均株価は今年5月の急落の後は、ほぼ8500円~9200円のボックス圏での往来に終始してきた。ここにきてその上限をブレイクしてきたことで、新波動入りを果たしたと考えられる。当面は下値9000円、上値9700円ラインにレンジが切り上がったと判断している。ここ海外投資家も日本株に改めて買いを入れている感触だ。実需の買いに加え、先物を絡めたインデックス的な買いが全体の押し上げ要因として期待される。
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