米外為市場サマリー:FRB高官の利下げ慎重姿勢を受け一時156円30銭まで上伸
20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円26銭前後と前週末に比べて60銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=169円65銭前後と同50銭弱のユーロ高・円安だった。
米連邦準備理事会(FRB)高官が相次いで早期利下げに慎重な姿勢をみせるなかドル買い・円売りが優勢だった。この日はバーFRB副議長が講演で「年初来数カ月間の米国のインフレ指標は期待外れで、FRBが金融政策を緩和するためには必要な証拠が不足している」と述べたほか、アトランタ連銀のボスティック総裁はインタビューで「インフレ率が目標の2%に戻る軌道に乗っているとFRBが確信するにはしばらく時間がかかる」と発言。クリーブランド地区連銀のメスター総裁はブルームバーグテレビで「インフレ率は目標とする2%に向けて低下するものの、急速には低下しない」との考えを示した。これらの発言を受けて米長期金利が上昇するとともに日米金利差の拡大が意識され、ドル円相場は一時156円30銭まで上伸した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0857ドル前後と前週末に比べて0.0010ドル強のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
米連邦準備理事会(FRB)高官が相次いで早期利下げに慎重な姿勢をみせるなかドル買い・円売りが優勢だった。この日はバーFRB副議長が講演で「年初来数カ月間の米国のインフレ指標は期待外れで、FRBが金融政策を緩和するためには必要な証拠が不足している」と述べたほか、アトランタ連銀のボスティック総裁はインタビューで「インフレ率が目標の2%に戻る軌道に乗っているとFRBが確信するにはしばらく時間がかかる」と発言。クリーブランド地区連銀のメスター総裁はブルームバーグテレビで「インフレ率は目標とする2%に向けて低下するものの、急速には低下しない」との考えを示した。これらの発言を受けて米長期金利が上昇するとともに日米金利差の拡大が意識され、ドル円相場は一時156円30銭まで上伸した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0857ドル前後と前週末に比べて0.0010ドル強のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
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