明日の為替相場見通し=ドルは底堅い展開か
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、下値での押し目買い意欲が意識され底堅く推移しそうだ。予想レンジは1ドル=153円80銭~155円00銭。
15日に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)で伸びが鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が再燃したことで、16日の東京市場ではドル円相場が153円59銭まで軟化する場面があった。ただ、米長期金利が4%台前半まで低下したとはいえ、日米金利差は引き続き大きくドルの下値では押し目買いが入りやすい。また、米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が15日に「金融当局は現在の金利水準をもう少し長く維持する必要がある」との見解を改めて表明するなど、FRB高官が依然として早期利下げに慎重な姿勢をみせていることもドルの下支えとなっているようだ。日本時間今晩にはバーFRB副議長の議会証言などが予定されており、発言内容次第ではドルの買い戻しに弾みがつくだろう。
なお、今晩に予定されている主な経済指標の発表は、前週分の米新規失業保険申請件数、5月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月の米輸出入物価指数、4月の米住宅着工件数、4月の米鉱工業生産・設備稼働率などがある。
出所:MINKABU PRESS
15日に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)で伸びが鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が再燃したことで、16日の東京市場ではドル円相場が153円59銭まで軟化する場面があった。ただ、米長期金利が4%台前半まで低下したとはいえ、日米金利差は引き続き大きくドルの下値では押し目買いが入りやすい。また、米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が15日に「金融当局は現在の金利水準をもう少し長く維持する必要がある」との見解を改めて表明するなど、FRB高官が依然として早期利下げに慎重な姿勢をみせていることもドルの下支えとなっているようだ。日本時間今晩にはバーFRB副議長の議会証言などが予定されており、発言内容次第ではドルの買い戻しに弾みがつくだろう。
なお、今晩に予定されている主な経済指標の発表は、前週分の米新規失業保険申請件数、5月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月の米輸出入物価指数、4月の米住宅着工件数、4月の米鉱工業生産・設備稼働率などがある。
出所:MINKABU PRESS
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