明日の為替相場見通し=米4月PPIとパウエル議長発言を注視
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言内容や、4月の米生産者物価指数(PPI)の結果をにらみながらの展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=155円80銭~157円00銭。
日本時間14日夜に4月の米生産者物価指数が公表される。3月は前年比プラス2.1%で、食品・エネルギーを除くコアは同プラス2.4%だった。前月と比べて伸び率が拡大した際は、粘着性のあるインフレ環境の長期化リスクが意識され、FRBの利下げ観測の後退に伴うドル買い需要を誘う余地が出てくる。またパウエルFRB議長とクノット・オランダ中銀総裁の講演も予定されている。パウエル議長の一連の発言を通じ市場がタカ派的と受け止めた場合、ドル円相場の押し上げ要因となる可能性がある。一方、高値圏では日本政府・日銀による介入警戒感が広がることも想定される。15日には4月の米消費者物価指数(CPI)の公表も控えており、物価情勢をCPIによって精査したいとの心理も働きやすく、ドル円相場の上値を圧迫しそうだ。
このほか経済指標としては、5月の独ZEW景況感指数が公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
日本時間14日夜に4月の米生産者物価指数が公表される。3月は前年比プラス2.1%で、食品・エネルギーを除くコアは同プラス2.4%だった。前月と比べて伸び率が拡大した際は、粘着性のあるインフレ環境の長期化リスクが意識され、FRBの利下げ観測の後退に伴うドル買い需要を誘う余地が出てくる。またパウエルFRB議長とクノット・オランダ中銀総裁の講演も予定されている。パウエル議長の一連の発言を通じ市場がタカ派的と受け止めた場合、ドル円相場の押し上げ要因となる可能性がある。一方、高値圏では日本政府・日銀による介入警戒感が広がることも想定される。15日には4月の米消費者物価指数(CPI)の公表も控えており、物価情勢をCPIによって精査したいとの心理も働きやすく、ドル円相場の上値を圧迫しそうだ。
このほか経済指標としては、5月の独ZEW景況感指数が公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
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