ドル円、鈍い動きながら堅調。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/12/18 09:51

マーケットコンディション

昨日のドル円は、109.52円で始まると、朝方、英国で「過半数を獲得した保守党政権が貿易協定に合意がなくても2020年には離脱する」との報を受け、ボンドが下落。ポンドドルの下落による、ドル高の影響を受け、ドル円は109.62円まで上昇。東京時間に入ると、109.50円台での小動き。ロンドン時間、一時109.63円まで買われるが、その後は方向感なく推移。NY時間、11月米住宅着工件数は、予想134.5万件に対し136.5万件と上振れたが反応薄。ポンド円の下落を受け、ドル円は109.44円まで下落。しかし、米国株式が史上最高値を更新していることもあり、下値は堅く109.49円でクローズをむかえた。

ドル円、鈍い動きながら堅調。

昨日の雰囲気も既にクリスマスモード。トランプ米大統領が「FRBが量的緩和と利下げをすれば非常にすばらしい」とツイートするが、反応薄。しかし、米株堅調などで、緩やかなリスクオンは継続。
テクニカル的には、109円台回復したことで、日足一目均衡表は三役好転。週足一目均衡表において、現在チャートが雲の中に滞在中。雲上限が今週で109.692円となっており、これを突破すると、三役好転となる。このあたりの110円前後は、重い抵抗がありそうだが、突破となれば、景色がかわりそうだ。

遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想