ドル円、FOMC控え様子見。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/10/30 09:54

マーケットコンディション

昨日のドル円は、108.92円で始まると、東京時間、仲値にかけて昨日の高値109.03円を上抜け109.06円まで上昇。その後は109円を挟む小動き。ロンドン時間、上値が重いことから、一時108.83円まで下押しとなるが、その後は108.90円を挟む小動き。NY時間、「11月中旬のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の米中首脳会談では、第1段階合意の署名には至らない可能性がある」と伝わると、リスク回避の売りで108.74円まで下落。その後はFOMCを控え、108.87円でクローズをむかえた。

ドル円、FOMC控え様子見。

ファンダメンタル的には、米中通商進展という期待感はあるものの、はっきりしない動きである。しかし、テクニカル的には、109円台回復したことで、週足一目均衡表が、三役逆転からの転換に向かいつつある。現状では三役逆転中であるが、このまま小動きで今週が終わった場合、①転換線>基準線(好転)となり、三役逆転が解消となる。また遅行線も実態線に接近している。日足一目均衡表が三役好転ということを考えると、変調の兆しかもしれない。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想