ドル円、米中通商協議進展期待で上昇。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/10/08 09:59

マーケットコンディション

昨日のドル円は、106.67円で始まると、東京時間、米中協議への警戒感はあるが、日経平均の下げ渋りなどもあり、106円台後半で底堅く推移。ロンドン時間、ドル円は106円台後半で小動き。NY時間、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が米FOXニュースのインタビューで「米中通商協議は進展する可能性がある」「中国企業の上場廃止は検討していない」と述べたことや「中国商務省は米国と一部合意する準備がある」「来年にかけてより困難な問題を解決するためのタイムスケジュールを準備する用意がある」などのニュースを受け、米中協議進展期待からNYダウ平均が上昇し、ドル円も107.46円まで上昇。

ドル円、米中通商協議進展期待で上昇。

米中協議に関する思惑で上下している。協議進展期待はあるのもの警戒感も残っており、難しい状況。テクニカル的には、日足一目均衡表上では、雲上限106.882円を上抜け、三役好転復活となった。また、昨日の高値107.46円は、10/1の高値108.47円から、10/3の安値106.48円に対して戻り50%(107.47円)レベルである。まだ、戻り売り局面継続と予測する。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想