【売り】日産自動車(7201)市場の反発で14日はプラスで引けるも未だ浮上の手がかりが乏しい状況=フェアトレード田村祐一

■注目銘柄：【売り】日産自動車(7201)

■注目理由
外国為替市場が円安にふれたことで、輸出関連株には買い戻しが入っている状況です。同社株価は、現状大きく下げており、反発期待ではありますが、短期的な上昇につながる材料が薄く、今しばらくは様子見と判断します。

■テクニカル分析
同社株価は昨年の同日2018年の8月14日の1037.5円と比べて、およそ370円ほど下げている状態です。25日移動平均線との乖離も約9.2％マイナスとなっており、直近は下がり過ぎの状況ではありますが、再浮上する材料に乏しく、しばらくは、為替相場と連動するようなかたちで小幅に上下を繰り返すことが予想されます。

■事業概要
自動車大手企業。仏ルノー傘下。三菱自動車とも開発販売など、グローバルに展開。時価総額約2兆7,974億円。PER約15.2倍 PBR約0.5倍。

■足もとの業績
直近発表の2020年3月期第1四半期決算では、売上高2兆3724億22百万円(前年同期比-12.7%)、営業利益16億9百万円(同-98.5%)、純利益63億77百万円(同-94.5%)となっています。