【売り】日産(7201)反発期待の局面もまだ調整は続くか?=フェアトレード田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2019/08/02 23:43

8月第1週の注目銘柄

■注目理由
 決算発表の内容を受け、営業利益が前年同期比-98.5%となるなど、今後の立て直しには時間がかかることが予想されます。通常は反発局面と判断することろですが、調整がしばらく長引くものと判断します。

■事業概要
 自動車大手企業。仏ルノー傘下。三菱自動車とも開発販売など、グローバルに展開。時価総額約2兆9629億円。PER約16.6倍 PBR約0.5倍。

■足もとの業績
 7月25日発表の2020年3月期第1四半期決算では、売上高2兆3724億22百万円(前年同期比-12.7%)、営業利益16億9百万円(同-98.5%)、四半期純利益63億77百万円(同-94.5%)となっています。

■テクニカル分析
 トレンドは下降する75日移動平均線の下に同じく下向きな25日移動平均線があり、決算発表前はもみ合いが続いていましたが、その後大きく同社株価は下げている状況です。25日移動平均線との乖離を見ると約7.5%マイナスとなっており、一時的な下落に反発が期待されるところですが、今しばらくは調整が続くと予想します。

■システムトレード分析
 システムトレードの検証では、同社株の8月第1週の勝率が46.6%(7勝8敗0分)となっており、8月の第1週は株価が下がりやすい傾向が見られます。8月の序盤に注目したい銘柄です。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想

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