値ごろ感で下げ渋る想定だが、値幅よりも日柄が意識される展開か?

著者:市原義明
投稿:2017/11/13 18:24

◆高値から1000円下がったが・・・

14日(火)の日経平均は、調整ムード継続も値ごろ感から下げ渋る想定です。

週明け(13日)は、いったんは22500円水準で下げ渋りを見せたものの、大引けにかけて一段安となり、大幅に4日続落になりました。

先週(9日)の取引時間中につけた高値が23382円でしたから、今日の終値22380円でちょうど1000円下がったことになります。

明日も調整ムードは残りそうですが、右肩上がりの25日線(13日21825円)や、上昇幅の1/3押しにあたる22000円の節目が意識される水準に近づいてきたので、値ごろ感から下げ渋る想定です。

一方、日経平均は9月8日の安値19239円から一本調子の上昇になっているため、11月9日の高値までちょうど2ヶ月上がり続けたと考えられます。

値幅的な調整も意識されそうですが、日柄的な調整が重要視されそうです。なぜなら、2ヶ月も上昇が続いたあと、たった3日程度の下げで調整完了では日柄的に合わないためです。

いいかえますと、株価は波を作って上げ下げする傾向があるので、日柄が違いすぎると波のサイズがしっくりこないということです。

反対に調整期間に入ったからといって、下がり続けるとは限りません。波のサイズを整えるために、値幅よりも日柄が意識される展開になるのではないかと思われます。

市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想