25日線かい離率5%超えや3連休が意識されそうだが・・・

著者:市原義明
投稿:2017/11/01 18:47

◆バブル崩壊後の高値接近は大相場の前触れか?

2日(木)の日経平均は続伸の想定ですが、大幅高の反動や3連休前で上昇幅は限定的になる想定です。

1日(水)は好業績の主力銘柄が牽引して、400円を超える大幅上昇になりました。東京エレクトロン1社で日経平均を98円程度押し上げており、TOPIXに比べると日経平均の上昇率の高さが目立ちました。

値がさ株の影響が大きかったとはいえ、日経平均は25日線かい離率が警戒ゾーンといわれる5%を超えてきました。

25日線かい離率だけではなく、テクニカル指標は過熱感や高値警戒感を示すデータのオンパレードですから、明日の上昇幅は限定的になりそうです。

一方、日経平均の株価水準は歴史的な節目に接近しているため、もしかすると大相場の入り口なのかもしれません。

10月は1996年以来、約21年ぶりの水準が話題になりましたが、同じ年の1996年に22750円の高値を記録しており、1989年のバブルで記録した過去最高値の38957円から1992年に14194円まで暴落したあとの実質的な戻り高値です。

今日の高値は22455円、あと300円程度上昇すればバブル崩壊後の高値を更新します。もちろん過熱感はありますが、およそ30年ぶりの新相場入りが意識されるかもしれません。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想