米雇用統計、平均時給に注目・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2017/10/06 17:09

雇用者数は材料視出来ず・・・・・

昨日の海外市場では欧州株下落やメイ首相退陣要請の動きにより、ユーロ円やポンド円が下落。これを受けて、ドル円も112.40円付近まで急落しました。

しかし、NY時間に入ると、経済指標が相次いで強めの数字となり、複数の連銀総裁が利上げに意欲的な発言を行った為、ドル円は112.80円台まで反発しました。

本日の東京時間には、豪ドルが対ドルで急落し、ポンドやユーロも下落。これがドル全面高の地合いを強め、ドル円もじりじりと上昇。一時、113円の大台を回復しました。

今夜は米雇用統計の発表が予定されています。ハリケーンの影響で非農業部門雇用者数は余り材料視出来ず、今回も平均時給の伸び次第で、ドルが高下する展開が予想されます。

予想は前年比2.5%上昇で、予想を上回れば、ドル円は113円台後半まで上昇。予想を下回れば、112円台半ばまで反落となりそうです。その後は、ダドリーNY連銀総裁発言でもうひと勝負といった処でしょう。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想