【9月27日予想】米朝関係の緊迫化が重しに。今日注目の業種は…= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/09/26 18:51

いったん利益確定の流れか

9月26日の日経平均の動き:

26日の日経平均は前日比67円39銭安となった。
米国と北朝鮮との間の緊迫化が警戒され、外国為替市場では1ドル=110円台まで円が強含み、投資家心理が悪化。
さらに日銀のETF買いも見送られたとの観測も出て下げ幅を広げた。


9月26日15時時点の為替相場:

円相場は、26日15時42分時点では1ドル=111円58~59銭と、前日17時時点に比べ65銭の円高・ドル安水準で推移。
北朝鮮絡みの地政学リスクや株安に連動して円が買い戻された。
前日比で円高に向かっているため日本株の上昇圧力が弱まってもおかしくない状況であることから、9月27日の日本株は【大幅安になる】と予測する。


9月27日の相場の見通し:

為替が円高方向に進んでいる今、円高の進行により下落するおそれのある外需株への投資はリスクが高いと考えられる。
そのような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円高時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円高メリット業種>
※2003~2005年の円高進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.石油・石炭製品(前週比+4.46%)
2.建設(同+2.83%)
3.ガラス・土石製品(同+1.78%)
4.鉄鋼(同-2.98%)

これらのうち鉄鋼業は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想