ドル円、北朝鮮リスクで上値が重い

著者:遠藤寿保
投稿:2017/09/26 10:53

マーケットコンディション

昨日のドル円は、112.16円で始まると、東京時間は、日本の経済対策や米国の法人税引き下げなどを好感し、112.52円まで上昇。午後には、安倍首相発言(衆院解散・選挙)を控え、112円台前半で小動き。ロンドン時間、安倍首相は28日の衆院解散を正式に表明。ドル円は米長期金利の低下を受け、一時111.94円まで下押しとなるが、112.33円まで買戻しが入った。NY時間、北朝鮮外相が週末のトランプ米大統領の発言は、「米国の北朝鮮に対する宣戦布告ととらえ、北朝鮮はあらゆる対抗手段を正当にとることができる」と発言すると、マーケットはリスクオフとなり、ドル円は111.47円まで下落。その後、買戻しが入り111.72円でクローズをむかえた。

ドル円、北朝鮮リスクで上値が重い

ドル円は、またしても北朝鮮問題で上値を押さえられた感じである。9/21につけた高値112.71円は、昨年12月の高値118.66円から9/8の安値107.28円の50%戻し112.97円のレベルで失速となるのか。しかし、ここから積極的に売り込まれる雰囲気も無く、暫くレンジ形成の可能性も出てきた。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想