【9月25日】9月期末の配当取りに期待 20100円-20400円のレンジを想定◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2017/09/25 08:55

9期末の配当取りに期待

先週末22日のNY株式市場は全体として小動き。ダウが小幅に続落した一方、ナスダック指数は小幅ながら3日ぶりに反発。トランプ大統領が国連演説で「北朝鮮を完全に破壊する」と警告したのに対し、北朝鮮のキム委員長が「史上最高の超強硬対応措置を慎重に検討する」と反発。さらにニューヨーク滞在中の北朝鮮の外相が超強硬措置とは「おそらく水爆実験を太平洋上ですることではないか」と発言したことで株式は買い手控えられ、安全資産とされる米国債が買われ、金利が低下、金利低下が金融株の売りにつながり相場を圧迫。しかし、小型株指数のラッセル2000が過去最高値。金融株など序盤下げていた銘柄の多くが下げ幅を縮小し、指数は前日終値付近にまで値を戻した。



本日の日経平均は小幅安と読む。北朝鮮リスクを警戒しながら本日は9期末の配当取りが予想され底堅い展開と読む。CME日経平均先物の終値は2万0200円で、金曜日の東京市場の日経平均終値2万0296円と比べ100円程安い水準。現在シカゴグローベックス先物は終値から60円高い、20620円で推移。


外資系証券経由の注文状況 差し引き600万株の買い越し
買い注文 1550万株
売り注文 950万株


日経平均株価と上下の節目
 
 2万0545円 窓上限(15年8月18日安値)
 2万0481円 直近高値(21日)
☆2万0296円 先週末終値
 2万0232円 5日線
 2万0200円 CME日経平均先物
 

★本日の予定

14:00 7月の景気動向指数改定値
   〃   8月の外食売上高

安倍首相は本日の記者会見で、臨時国会冒頭の28日に衆院を解散す
ると表明する見通し


海外
9月の独IFO企業景況感指数
8月のシカゴ連銀全米活動指数
9月のダラス連銀製造業指
ドラギECB総裁、ニューヨーク連銀総裁、シカゴ連銀総裁等の講演


配信元: 達人の予想