午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.020%に低下

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/09/22 15:56
 22日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。小高く始まったあと、北朝鮮情勢に対する警戒感から上げ幅を広げる場面があった。

 債券先物は午前に一時150円96銭まで上昇。一部で「北朝鮮外相が、太平洋での水爆実験をかつてない規模で実施する可能性を示唆した」と伝えられたことをきっかけに、リスク回避目的の買いが流入した。ただ、週末を控えて持ち高を一方向には傾けづらく、午後はポジション調整売りなどに押され上げ幅を縮小。日経平均株価が引けにかけて下げ渋ったことも債券の上値を抑えた。なお、この日に実施された流動性供給入札の応札倍率は2.82倍となり、市場では無難な結果との見方が多かった。

 この日の先物12月限は150円81銭で始まり、高値は150円96銭、安値は150円81銭、終値は前日比5銭高の150円85銭。出来高は2兆6860億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%低下の0.020%、20年債が同横ばいの0.545%、30年債が同横ばいの0.820%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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