午後:債券サマリー 先物は小反落、午後は上げに転じる場面も

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/09/21 16:06
 21日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反落。米債券安を受けて売り先行で始まったが、午後には上げに転じる場面がみられるなど底堅さを維持した。

 債券先物は朝方に一時150円69銭まで下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表された金融政策見通しで年内あと1回の利上げの可能性が示されたことなどを背景に、米金利の上昇圧力が強まった流れを引き継いだ。ただ、一段と売り込む動きは目立たず、その後は押し目買いなどで持ち直す展開。日銀金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決まり、長期国債の買い入れペースについて「保有残高が年80兆円増加するペース」が維持されたことも債券の下支えとなった。

 この日の先物12月限は150円72銭で始まり、高値は150円83銭、安値は150円69銭、終値は前日比1銭安の150円80銭。出来高は2兆901億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%上昇の0.030%、20年債が同横ばいの0.550%、30年債が同0.005%低下の0.825%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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