◆前日安値を割り込むには至らず、109円台へ再浮上
※ご注意：予想期間は8月23日と表示されていますが、本日（8月22日）の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
昨日は“イエレンFRB議長講演（25日）への思惑”“北朝鮮情勢（リスク回避）への警戒感”を背景に米10年債利回りが低下し、ドルも幅広い通貨に対しては売られました。
仕掛け的なユーロ売り⇒ユーロ円下落⇒ドル円下落という形で欧州タイム序盤に109円を割り込むと、NYタイム中盤には再び108.63円水準へと落とされました。
しかしギリギリですが“前日安値（108.602円）”を割り込むには至らず、その後は緩やかに109円台へと買い戻されていきました。
◆“イメージは下方向”は変わっていないが…！？
“イメージは下方向”という点は変わっていないものの、昨日も“5/11高値-7/11高値を頂点とするダブルトップ”を完成させにかかり、そして“跳ね返され”ました。
これは“下値達成感が台頭しやすい”動きであり、“仕掛け的動きにブレーキもかかりやすい”動きといえます。
そうした中、“米金利先高観の後退”“トランプ政権の不透明感”はある程度織り込んだ印象が否めません。
ジャクソンホール会合（24-26日）を控えて“手を出しづらい”ところはありますが、“北朝鮮情勢（リスク回避）”が蒸し返されない限り、引き続き「ここからの下値追いはオーバーシュート」…？
少なくとも「ここからの下値追いは緩慢」と見て、臨みたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5：110.051（8/16～8/18の61.8％戻し、大台）
上値4：109.774（8/16～8/18の50％戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス）
上値3：109.598（8/18高値）
上値2：109.418（8/21高値、8/18高値～8/21安値の76.4％戻し、ピボット1stレジスタンス）
上値1：109.231（8/18高値～8/21安値の61.8％戻し）
前営業日終値：108.963
下値1：108.778（週足・一目均衡表先行スパン下限）
下値2：108.602（8/18-8/21安値、ピボット1stサポート）
下値3：108.317（4/18-19安値）
下値4：108.225（ピボット2ndサポート）
下値5：108.132（4/17安値）
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:16 ドル円 抵抗・支持ライン追加
13:35、13:42 誤字修正
