[7月28日版]【大幅安となる】ふたたび円高…日本株まだまだ下落?

著者:中原良太
投稿:2017/07/27 23:06

【ふたたび円高…日本株まだまだ下落?】

7月27日の日経平均は小幅高となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは23業種となり、
値下がりした10業種となりました。

また、日経平均は前日比29円48銭高となりました。

27日は、FOMCの結果を踏まえ、
為替レートは一気に円高が進行しました。

ドル円レートは一気に1ドル=111円台前半にまで、
円高が進行したこともあり、

様子見ムードが和らぎ、日本株は上昇したとはいえ、
相変わらず、日本株市場の上値が重い状況が続いています。

今後はしばらく、決算発表が控えている銘柄も、
多数見受けられることもありますので、

ふたたび様子見ムードが強まり、
買い控えの動きが目立つ相場付きとなると考えられます。

よって、

今はあまり大きなリスクを取らず、
慎重に動いておくのが無難と考えられます。

相場の上昇が期待しづらい今のような状況では、

これまで値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で堅調な業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で堅調な業種別株価指数】
◯ 鉄鋼(前月比+10.95%)
◯ 非鉄金属(同+6.77%)
◯ 繊維製品(同+4.45%)

以上の3業種については、
ここ1カ月で大きく上昇してきているため、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

今のところのCME先物市場の動向を見ると、
7月27日16時48分現在でCME日経平均先物は対日経平均比-15円。
かなり弱気な動きを続けています。

短期的な反落には要注意です。

何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

7月28日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想