外為サマリー:一時1ドル110円90銭前後へ下落、FOMC声明文はハト派的に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/27 10:35
 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=110円99銭前後と前日午後5時時点に比べ80銭強のドル安・円高で推移している。

 前日のニューヨーク市場では急激なドル安・円高が進行。米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策は現状維持となり、声明文ではインフレ認識に関して「目標の2%を下回っている」と物価に対して慎重な見方が示された。この声明文を「ハト派的」と市場は受け止め、ドルは一時111円04銭まで急落した。

 この日の東京市場に移ってからもドルは軟調に推移。午前9時50分過ぎには一時110円89銭まで下落した。米国の追加利上げ観測が後退し米長期金利が低下するなかドル円相場は軟調に推移し、再度111円ラインを巡る攻防となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1729ドル前後と同0.0100ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=130円19銭前後と同10銭強のユーロ高・円安で推移している。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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