外為サマリー:1ドル112円20銭前後でもみ合う、ユーロ円は一時128円乗せ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/06/29 15:47
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=112円20銭前後と前日午後5時時点に比べ6銭のドル高・円安。ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1407ドル前後と同0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=127円98銭前後と同30銭強のユーロ高・円安で推移している。

 ドル円は112円20銭前後での一進一退が続いた。日経平均株価は反発したが、27日のニューヨーク時間につけた112円46銭が当面の上値として意識されている。市場の関心はユーロの動向に向かっており、午前11時10分過ぎには1ユーロ=1.1419ドルをつけ昨年6月以来の水準に上昇した。ユーロは対円でも1ユーロ=128円13銭へ上昇し昨年4月以来の128円台を回復した。28日のドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁のタカ派的な発言は報道でいったん修正されたが、市場ではECBは遅かれ早かれ緩和縮小に向かうとの観測が強くユーロ買いが続いている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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