ドル円、三役逆転から三役好転へ。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/06/28 10:16

マーケットコンディション

昨日のドル円は、111.82円で始まると、東京時間はNY時間の流れを引き継ぎ112.08円まで上昇。その後は、ジリ安ながら111円台後半で小動きとなった。ロンドン時間、ドル円は一時111.45円まで下押しとなったが、ドラギECB総裁が「デフレ圧力はリフレに変わった」との発言を受け、ユーロが上昇。ユーロ円の上昇を受けドル円も買い戻される展開となった。NY時間、6月米消費者信頼感指数・6月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上振れた事や、米長期金利の上昇を受け、ドル円は112円台を回復し112.46円まで上昇。その後のイエレンFRB議長講演は、期待していたほどのタカ派発言ではなく、また、ヘルスケア法案の採決が延期された事で、NYダウ平均が下落しドル円も112.04円まで下落。その後買戻しが入り112.36円でクローズをむかえた。

ドル円、三役逆転から三役好転へ。

ドラギ総裁の発言は、今月6/8のECB理事会とは真逆の内容となりサプライズで、ユーロが暴騰となった。ユーロ円の上昇を受けドル円は112円台突破。
日足一目均衡表では、6/6に三役逆転で、下落のシグナルが点灯し下落基調を強めたが、6/26には三役好転となり、買いシグナル点灯となり、6/27も継続となっている。こうなってくると、日米金利差はボディーブローのように効いてくると予測する。

☆戦略

◎買い
予想レンジ111.50-112.80

買いポジ 111.90円(TP112.70 SL110.60)

注)本日の予想は6月28日10:15に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想