【6月23日予想】円相場は方向感に欠けるなか、内需株が買い?出遅れ感のある電気・ガス業に注目。= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/06/22 18:59

売り買いが交錯か

6月22日の日経平均の動き:

23日の日経平均は続落、前日比28円28銭安となった。
米原油先物相場が10カ月ぶりの低水準に下がったことで石油など資源関連株が売られた。
反面、原油安による原料コスト減が期待されたブリヂストンなどに買いが入ったほか、任天堂など主力株が下値を支え、一進一退の動きとなった。


6月22日15時時点の為替相場:

円相場は、22日15時25分時点では1ドル=111円07~08銭と、前日17時時点に比べ6銭の円高・ドル安水準で推移。
日経平均株価の下落で投資家のリスク回避姿勢が強まり「低リスク通貨」とされる円が買われたが、午後に入って日経平均株価が下げ止まると円買いの勢いは弱まり、111円台前半での小動きに留まっている。
もし23日以降もこの流れが続くのであれば、6月23日の日本株は【前日と同水準となる】と予測する。


6月23日の相場の見通し:

為替の動向が定まらない今、為替の影響を受け易い銘柄への投資はリスクが高いと考えられるため、そのような状況では以下に挙げるような内需株に注目したい。

<為替感応度の低い業種>
※2003~2005年の円高進行時や、2013~2015年の円安進行時に、あまり値動きが左右されなかった業種

1.銀行(前週比+1.06%)
2.保険(同-1.75%)
3.電気(同-1.76%)
4.ガス(同-1.76%)


これらのうち電気・ガス業は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想