ドル円、決め手欠く展開
昨日のドル/円は、決め手がないまま111円台でもみ合った。日足チャートからは、一目均衡表の雲下限に上値を抑えられた一方、同じ一目均衡表の基準線に下値が支えられた様子が見て取れる。本日は、雲下限が前日と変わらずの111.819円、基準線は111.278円から110.950円へと低下している。このため、どちらかといえば上値の重さが意識されやすく、下値警戒ムードの方が強いのかもしれない。とはいえ110円台後半には、200日移動平均線(執筆時110.746円)も位置しており、一定のサポートが見込める水準だ。本日も手掛り材料が少ないだけに、世界の株式・商品・債券市場を睨んで111円台を中心としたもみ合いが続く公算が大きい。