外為サマリー:1ドル110円後半へ円高進む、欧州不安でリスク回避の動きも

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/05/30 10:38
 30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=110円98銭前後と前日午後5時時点に比べ30銭前後のドル安・円高で推移している。

 前日の英米市場が休場だったこともあり、朝方まで111円30銭前後での一進一退が続いていたが、東京市場に入り軟調な地合いとなり午前9時50分過ぎから急激なドル安・円高が進行。111円ラインを割り込み、110円90銭台に入ってきた。イタリア総選挙が前倒しとなり今秋にも実施される公算が高まっているほか、英国のメイ首相が合意なしにEU離脱をする用意がある、と表明したことから欧州不安からリスク回避の動きが出ている様子だ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1133ドル前後と同0.0040ドル強のユーロ安・ドル高だった。対円では1ユーロ=123円57銭前後と同80銭強のユーロ安・円高で推移している。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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