来週の為替相場見通し＝米重要経済指標の発表相次ぐ

　来週の外国為替市場のドル円相場は、米国の重要経済指標の発表が相次ぎ、その結果次第で荒い値動きとなる可能性がある。予想レンジは１ドル＝１０９円５０～１１２円５０銭。

　この週は、全般様子見姿勢が強まり１１１円台を中心とする一進一退が続いた。来週は週末の米雇用統計など注目経済指標が発表される。２９日は米国やイギリスはメモリアルデーやバンクホリデーで休場だが、３０日には米５月ＣＢ消費者信頼感指数、３１日には米４月中古住宅販売仮契約が公表される。６月１日は重要指標の発表ラッシュで米５月ＩＳＭ製造業景況感指数、米５月ＡＤＰ雇用統計、米５月新車販売台数が発表となる。そして２日に最大の焦点となる米５月雇用統計を迎える。さらに、ロシアゲート疑惑の浮上でコミー前ＦＢＩ長官が３０日以降に、議会証言を行う予定だ。同氏の議会証言は、米トランプ政権の今後に大きな影響を与えるとみられており、市場関係者の関心は高い。国内では３０日に４月有効求人倍率、３１日に４月鉱工業生産が発表される。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）