午後:債券サマリー 先物は小反発、値ごろ感の買いで持ち直す

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/05/25 16:29
 25日の債券市場で、先物中心限月6月限は小反発。午前はマイナス圏で推移する場面が多かったが、引けにかけて持ち直した。

 債券先物は売り先行でスタート。この日に実施される40年債入札への警戒感が広がるなか、朝方には一時150円47銭と約1か月半ぶりの安値水準をつけた。ただ、24日の米長期債相場が反発したことが下支えとなり、売り一巡後は下げ渋る展開。午後に入ると、徐々に値ごろ感を意識した買いが流入した。なお、40年債入札の結果は、応札倍率が2.87倍(前回は2.95倍)にとどまったが、債券先物の反応は限定的だった。

 この日の先物6月限は150円50銭で始まり、高値は150円59銭、安値は150円47銭、終値は前日比2銭高の150円56銭。出来高は1兆8956億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%上昇の0.050%、20年債が同0.010%上昇の0.575%、30年債が同0.015%上昇の0.815%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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