午後:債券サマリー 先物は横ばい、10年債の取引は成立せず

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/05/01 16:09
 1日の債券市場で、先物中心限月6月限は横ばい。連休の谷間で投資家の動きが鈍く、前週末終値を挟んだ狭いレンジでもみ合った。

 前週末4月28日の米長期債相場が底堅く推移したことを受け、債券先物は寄り付き直後に一時151円07銭まで上昇する場面があった。ただ、ゴールデンウイーク(GW)期間中であるほか、今週は2~3日にかけて米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるなど海外で重要イベントが相次ぐことから、買い一巡後は膠着感を強めた。この日は日銀の国債買いオペが実施され「残存期間3年超5年以下」の買い入れ額が前回に比べて200億円減額されたが、前週末に日銀が発表した5月の国債買い入れ方針で示されていたこともあり、大きな影響はみられなかった。

 この日の先物6月限は151円05銭で始まり、高値は151円07銭、安値は151円00銭、終値は前週末に比べ横ばいの151円02銭。出来高は1兆2692億円となった。

 現物債市場では、午後3時過ぎ時点で10年債の取引が成立せず。このまま取引を終えれば16年10月19日以来となる。20年債の利回りは前週末比0.010%上昇の0.560%、30年債は同0.010%上昇の0.785%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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