午前：債券サマリー 先物は小幅上昇、「５月国債買い入れ方針」控え動意薄

　２８日午前の債券市場で、先物中心限月６月限は小幅上昇。日銀が夕方発表する「５月の国債買い入れ方針」を見極めたいとして、動意に乏しい相場展開だった。

　債券先物は、前日終値と同じ１５０円９８銭でスタート。２７日の米長期債相場は底堅く推移したが、東京市場の反応は薄かった。ただ、日経平均株価の軟調な動きが、安全資産とされる債券の下支えとなった。なお、きょうは２年債入札が実施される。

　午前１１時の先物６月限の終値は前日比４銭高の１５１円０２銭。出来高は９５１３億円だった。１０年債の利回りは前日に比べ横ばいの０．０１５％、２０年債は同０．０１０％低下の０．５６０％だった。


出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）