外為サマリー:1ドル111円20銭前後で推移、米税制改革案には強弱感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/04/27 10:31
 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=111円27銭前後と前日午後5時時点に比べ4銭の小幅なドル高・円安で推移している。

 前日のニューヨーク市場では、法人税率を現行の35%から15%に引き下げるなどの米税制改革案が公表されると材料出尽くし感から売りが先行し、一時110円87銭まで値を下げた。同改革案での財源が不透明で実現性に懐疑的な見方も出た。結局、111円00銭前後で取引を終えた。

 この日の東京市場に移ってからは、ややドル買い・円売りが優勢となり111円20銭前後で推移。米税制改革案への強弱感もあり方向感に欠ける展開が続いている。この日は、日銀金融政策決定会合の結果が発表されるが、市場では金融政策は現状維持が予想されている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0907ドル前後と同0.0006ドル前後のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=121円35銭前後と同4銭前後のユーロ安・円高で推移している。きょうの欧州中央銀行(ECB)理事会を前に手控え気分も出ている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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