[3月28日版]【大幅安となる】日本株急落、これは暴落の予兆か?

著者:中原良太
投稿:2017/03/27 22:11

【日本株急落、これは暴落の予兆か?】

3月27日の日経平均は大幅安となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
33業種中、値上がりしたのは1つも無く、
値下がりした業種は33業種でした。

また、日経平均は前日比276円94銭安となりました。

3月の配当権利確定を控え、
投資家も様子見ムードが徐々に強まってきました。

27日、日経平均はついに19000円割れとなり、
取引が終了となりましたが…

3月28日は配当取り最終日ということもあり、

買いが殺到するようで・・・
その一方で、翌日の権利落ちによる
相場下落を見越した様子見も考えられます。

いずれにせよ、29日の相場下落を控え、
安易に押し目を狙えるタイミングとは、
言えないでしょう。

これは私の見立てですが、
29日に相場下落が予想される以上、

今から買いが殺到する可能性はなかなか考えられず、
明日1日は、上値が重い状況が続くと考えられるでしょう。

また、円高・原油安も進行していることもあり、
これも逆風になっているようです。

そう考えると、しばらくは、
日本株市場の上昇は期待できなさそうです。

これからはあまり大きなリスクはとらず、
しばらくは、慎重な姿勢で居るのが無難でしょう。

相場の上昇があまり期待できない今の状況では、

値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で特に急伸している業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で急伸した業種別株価指数】
◯ その他製品(前月比+6.49%)
◯ 水産・農林業(同+3.52%)
◯ 精密機器(同+3.31%)

以上の3業種については、直近の急伸もあり、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

短期的な反落には要注意です。

3月27日18時38分現在でCMEは対日経平均比-151円。
弱気な動きを続けています。

何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。
この流れのまま、相場全体は下落へと動きそうです。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

3月28日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想