オバマケア法案採決の行方に注目・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2017/03/24 16:28

再延期なら、ダドリー発言が材料に・・・・・

昨日の海外市場では、オバマケア改廃法案が米下院を通過出来るかどうかで相場が揺れ動き、法案を討議する会合が延期される報じられると、ドル円は110.60円台まで下げ幅を拡大しました。

その後、下院歳入委員長が[95%可決の可能性」と述べ、111.30円台まで反発する局面も見られましたが、結局、採決は延期され、ドル円は110.90円台に反落してNY時間を終えました。

本日の東京時間には、日経平均株価が大幅続伸した事や、週末で実需のドル買い需要が見られた事から堅調な地合いを取り戻し、111円台前半での揉み合いを続けています。

今夜の海外時間にも、引き続き法案採決の行方が注目されますが、再び、延期となる公算もあります。その場合は、ダドリーNY連銀総裁発言が注目され、利上げ回数に言及すれば、ドル買いで反応するかもしれません。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想